2018年今年最強の台風21号が4日に接近します。
非常に強い台風21号が大阪に接近しています。台風21号は3日午前0時現在、日本の南海上を北北西へ時速20キロで進んでいる。中心気圧は935ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。非常に大きい台風です。
台風20号が上陸した8月23日から24日にかけては、本州付近は広く大雨となり、和歌山県や兵庫県、京都府、大阪府など西日本を中心に続々と記録的短時間大雨情報が発表され、川の氾濫なども発生しました。20号の進路は、紀伊半島に甚大な被害をもたらした平成23年の台風12号にも似ていました。
今回の21号も、暖かい海水面の上を進んで水蒸気をたっぷり蓄え、台風周辺は発達した雨雲がまとまっていて、上陸してからも大雨になる恐れがあります。
今回の台風は、先の20号よりもまっすぐ大阪に向いています。前回の台風よりも大阪で大雨がする確率があがります。大雨が降ると「内水氾濫」が心配です。
また、大雨や浸水に関することは、以前書いたまちづくりセンターの記事をお読みください。
naniwakumachisen.hatenablog.com
台風21号の他に注意することは、前回の台風と違って朝に暴風圏に達することです。小学生・中学生のお子さんがいる家庭は、もしかすると防風警報が発令されると学校が休校になるかもしれません。可能なら学校が休みになった時のことを考えておいた方が明日焦らないと思います。
お子さんのいない方は、内水氾濫のことを想像してください。浪速区内には、写真のように溝に蓋のない箇所がたくさんあります。このような場所を普段から確認(家族がいる場合は共有)しておくことが大切です。
内水氾濫・・・
河川の水を外水と呼ぶのに対し、堤防で守られた内側の土地(人がすんでいる場所)にある水を「内水(ないすい)」と呼びます。
大雨が振ると、側溝・下水道や排水路だけでは降った雨を流しきれなくなることがあります。また支川が本川に合流するところでは、本川の水位が上昇すると、本川の外水が小河川に逆流することもあります。
このように、内水の水はけが悪化し、建物や土地・道路が水につかってしまうことを「内水氾濫」といいます。
浪速区は道路にポイ捨てゴミが多く、いつも気になっています。大雨が降った場合は、ゴミがポンプにつまり内水氾濫になる可能性が増えます。
浪速区が長時間大雨が降り続いても安全にポンプが稼働するには、担当の方の日々のお手入れと、我々がゴミを減らす努力も必要です。
そのあたりを台風が過ぎ去ってからみんなで考えていきたいです。