浪速区まちづくりセンター ブログ

浪速区まちづくりセンターの支援員が浪速区の町で見つけた情報を発信するブログ

浪速区でたくさんの新しいムーブメントが

浪速区まちづくりセンターも2018年4月から受託先が変わりもうすぐ1年です。

我々は新しい地域自治の仕組みである地域活動協議会の形成及び運営の支援を行うために地域の皆様の活動の支援を行っています。

支援項目の中に次のような文言があります。

 

  • 若い世代など幅広い市民参画の促進、地域における担い手育成や人材育成への助言・指導
  • 幅広い世代の住民の地域活動への参加・参画を促すため、事業の効果的な実施を支援
  • 多様な地域活動との連携・協働に向けたネットワークづくりへの助言・指導

4月から地域活動協議会の会議やイベントにはもちろん、情報発信することで、いろんなことを知り、いろんな方と出会い、逆にいろんな情報を教えていただきました。

そして約1年経って浪速区の事、短い時間しかかかわっていませんが、いろいろわかってきたことがあります。

簡単にいうと浪速区は人口が7万人なのに年間約1万人以上の方が引っ越しして出入りするという大阪市でも移動の多い区なのです。

そして地域活動をされている方は長いこと浪速区に住んでいる方が多く、見事に2つの異なる層に分かれているのです。初めてこの話を聞いたときに正直私は驚きました。

この状態で若い人達に地域活動に参加してもらうには大阪市全体の考えをアレンジする必要があります。

新しく浪速区にかかわりをもって、浪速で地域に貢献したいと思っている人たちの活動にも参加し、機会があれば地元の地域活動をされている方々にこの方々を紹介して、お互いが一つにならなくてもそれぞれの存在を知り、時には一緒のイベントできるくらいの関係を築いていけないかと考え、時間をかけてかかわりました。

そんな思いから各地で生まれてきた動きを皆様に紹介したいと思います。

新世界の新しい情報発信の仕組みづくり

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新世界の若手集団「新世界援隊」

新世界は通天閣に代表される大阪の食の玄関。住民が少なく、商売のまちです。そんな新世界ではうち側とそと側に1つのチャンネルで情報発信をしようという動きがでてきています。

観光で大阪特に新世界に来る方、地元に住んでて、イベントやボランティア、まちの人のためのイベント情報などそんな情報を効率よく発信できないかそんな会議が先日あり、声をかけてくださいましたので顔を出してきました。外部からITのコンサルさんもお越しになられ、とても面白い話が聞けました。今は継続していくためにはどうしたらいいかというところまで来ています。

浪速地域の多文化共生の試み

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浪速地域で多文化共生の試み

JR大阪環状線芦原橋駅南の浪速地域では、今戸建て住宅が建ち、そこに中国の方たちが住まわれ、まちの中は外国籍の方が増えてきています。同地域内の市営住宅内も同じく外国籍の方が増えています。

地域の住民となった外国の方ともともと住んでいる日本人とは、言葉や文化の壁があり、接点がありません。接点がないと、ごみ捨ての問題や、音の問題など共通する事柄の時に問題が起きます。そこでお互いの存在を意識し、文化や考え方などを含めた交流会が開催できないかという声があり、それを大阪市公共人材バンクの方々をお招きして、地域の日本人と外国籍の方が触れ合えるきっかけづくりを始めようと動き出しています。

千日前筋周辺でつながりだしている新しい担い手の方々

南海高野線汐見橋線近くには、アーティストや子どもこども達と親を元気にするプロフェッショナル集団NPO法人など若い人たちがたくさん活躍しています。今この人たちが定期的に集まって、まちの事を考えている若い人たちを集まるような面白い企画を考えています。まちづくりセンターは会議に参加しながら、必要に応じて、地域の方や資源をつなげたりしながら、今後どんな風に発展するのか見守っています。

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この地域の動きは今後4月に形として皆様にご報告できると思いますので、お楽しみにしていてください。

注目される浪速区

大阪万博開催も決定し、大阪もこれから大きく変わろうとしています。そんな大阪の中でも、南の玄関難波の南側にあり、新世界、新今宮などの観光スポットとその周辺にホステルや民泊などが数多く増え、この数年で大きく変貌しました。そんな浪速区は今まちづくりの分野でも大変注目されています。先日も関西大学の橋口ゼミの学生の方が、話を聞きに来られました。浪速区役所では、榊区長や市民協働課の職員の方が、浪速区の現状と課題を説明したあと、学生のみなさんの意見を行く会がありました。

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このように今浪速区では地域活動協議会が中心となって多様な地域活動を行いながら、若い世代など幅広い市民参画の促進をすすめ、連携・協働に向けたネットワークづくりを行っています。

昨年12月から行っている浪速区ごみゼロ大作戦も定期的なまちの清掃活動の意味の他にも、『幅広い市民参画の促進』という側面もございます。

naniwakumachisen.hatenablog.com

浪速区に住んでいるけど、ご近所の人誰も知らないんで、地域活動に参加して、気が合う友達を見つけたい。そんなご意見も参考にしてできたこのようなイベントを今後とも広げていきたいと思います。

今回ご紹介した以外にも様々な横の広がりがつながり始めています。興味がある方は是非、浪速区役所や浪速区まちづくりセンターのホームページやFacebookなどSNSをチェックしてください。

 

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