難波八阪神社の綱引き(大阪市無形民俗文化財)
1月第三日曜日にあたる1月20日に難波八阪神社で綱引き神事がありました。難波八阪神社の綱引きの歴史は古く『摂津名所図会』に「難波村牛頭天王綱引」図というのがあり、この牛頭天王社が現在の難波八阪神社である。
毎歳正月十四日、産子の人々左右に分列して大綱を争ひ引きて、其勝方其年
福を得るといふ。
と紹介されているこのお祭りは江戸時代中期から記録に残っているが、明治時代の前半に一時途絶えたこともあった、明治30年(1897)に再興され、現在まで続いている。
神事も少しずつ変化しており、年占の綱引が、「八岐大蛇」になり、綱の巡行範囲も変化している。
今回上記のような綱打ちは見れたのですが、予定があり、綱引き神事は見学することができませんでした。
このあと、「難波の綱引きよ~いよい」と声を出しながら周辺を巡行するそうです。
綱を打つ数が108だったり、綱の端が8本であの大蛇と関連があったりと調べてみるといろいろ面白いですよ。
私はこの文化がきちんと伝えられて今も神事が行われていることに驚きました。