浪速区まちづくりセンター ブログ

浪速区まちづくりセンターの支援員が浪速区の町で見つけた情報を発信するブログ

2030年10年後の浪速区をみんなで一緒に考えませんか

12月8日、今年新しくできたなんばスカイオで『未来のミナミ まちづくりビジョン2030』が開催されました。

私は参加していませんが、なんば経済新聞さんに詳しい記事が掲載されています。

namba.keizai.bizこの記事の中で注目すべきは

高島屋常務取締役大阪店長の粟野光章さんの

高島屋大阪店の売上の20%がインバウンド。5年前には海外からの客はほとんどいなかったのに、今では1日1000~1500件の免税手続きがある。品質の高い日本製の化粧品と、間違いなく本物を売っている宝石や時計が売れている」「航空券が高い春節の時期には、ファミリーや富裕層が多く来店し、安い時期には学生や若い人が1~2泊の弾丸旅行に来ることが多い」などと話した。

 大阪府立大学教授の橋爪紳也さんの

インバウンドの伸びについて「2016年に2404万人だった訪日外国人旅行者は、2020年には4000万人、2030年には6000万人を見込んでいる。これは、世界中で豊かな国が増え、海外旅行に出掛ける人が増えているからで、特に東南アジアでは2010年から2030年にかけて2倍に伸びる」と説明。一方で京都などでは旅行客が増えすぎる「オーバーツーリズム」が問題になっていることも指摘した。

 オーバーツーリズムの関しては下記の記事をお読みください。

headlines.yahoo.co.jp

観光客が多くなって、地域に住んでいる方の生活に支障をきたすと「観光客を温かく迎えましょう」から、温かく迎えられない環境になりつつある。京都市のインバウンドは、観光客誘致という局面から観光公害対策という次のステージに舞台を移しつつあるようです。

浪速区でも地域活動協議会が主体となっている災害時の避難所開設訓練や、町の中に住んでおられる外国籍の住民の方。そして違法・適法問わず町の中の民泊の問題など、上記の記事にあるように10年前には想像もできなかった現実があります。

これからもどんどんこの動きは加速していくなかで、日々の生活、外国籍の方との地域での交流(町会に加入していない日本人も含めたみなさんという言い方の方がいいかもしれません)などここ数年の加速的な環境の変化に対応できていないこともたくさんあります。

今後は地域でこれらを共有し、従来から住んでいる方そして、新しく地域に引っ越してこられた方、地域に住む外国籍の方、地域で商いをされる企業の皆さんが情報を共有して町のことに関心をもっていただくことが今以上に必要になってくると思います。

浪速区まちづくりセンターでも今年、浪速区で日本語を学ぶ日本語学校の生徒さんを中心に外国籍の方と地域が交流するきっかけづくりを行ってきました。そして3月に向けてはマンションに住まれる方や子育て層にも情報が伝わり、交流ができる仕組みを作っていきたいと思います。

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もしこのようなことに興味がある方は是非ご意見をお聞かせください。

こんな案があるよでもいいです。

平日9:00~17:30に浪速区役所6階奥にある浪速区まちづくりセンターにお越しになるか、メールnaniwa-machikyou@tiara.ocn.ne.jpまでメールをくださいませ。

 

記事に関する質問等お気軽にお尋ねください。06-6649-0345 平日9:00~17:30