大阪市のこどもの貧困に対する取組
大阪市では、すべてのこどもや青少年が、生まれ育った環境にかかわらず、自らの未来に希望を持って前向きに取り組みながら成長し、活躍できる社会を大阪のまちの力を結集して実現します。を目標に掲げ、(平成28年6月27日~7月14日)に「子どもの生活に関する実態調査」を実施。
この調査より見えてきた課題
- 世帯の経済状況が、子どもの生活や学習環境、学習理解度にも影響を与えている
- ひとり親(主に母子)世帯の経済状況が厳しい
- 若年で親になっている世帯の経済状況が厳しい
- 親子関係や友人関係が子どもの悩みなどに関連している など
困窮度の高い子育て世帯には、子育て、教育、福祉、就労などの複合的な課題を抱えており、総合的な支援が必要であることがわかったそうです。
そして
「大阪市こどもの貧困対策推進計画」(案)
を策定し、平成30年度から実施していきます。
その中の1つの事業に『大阪市こどもサポートネットの構築』があり、浪速区を含む7区で「チーム学校」を中心とした、学校における気づきを区役所や地域等につなぎ、課題を抱えているこどもや子育て世帯を総合的に支援する新しい仕組みづくりがはじまりました。
また『大学と連携して地域のこどもの居場所で支援』という学生ボランティアを活用した学習支援(教員採用試験における加点制度の構築)の制度も始まります。
浪速区まちづくりセンターでは、『大学と連携して地域のこどもの居場所で支援』に関心を持った地域と一緒になって、さっそく学生ボランティアの獲得に動き出す準備を行っております。
浪速区内の地域活動協議会で 『大学と連携して地域のこどもの居場所で支援』という学生ボランティアを活用した学習支援に関心がある地域は是非浪速区まちづくりセンターまでご相談ください。