ICTを利用した医療福祉の連携の新たな取り組み『Aケアカード』
立葉地域の食事サービスに顔を出していたら地域の薬剤師の方がいらして薬のことやお薬手帳をもって調剤薬局に行くと支払いが安くなるんですよと説明があった後(このことはまた今度記事にします、今日はもっと大事なことがあります)
今日のメインは『Aケアカード』の話。
浪速区の医師会は以前から医療×ICTの取り組みをされていて、2009年にBlueCard:患者急変時対応病診連携を実施され、2015年にiCardが実証実験そして2016年11月には『Aケアカード』が始まりました。
『Aケアカード』とは
医師・歯科医師・薬剤師・訪問看護師・ケアマネージャーの持っている利用者情報を一括管理できるデータバンクシステムのことで個人のIDを照会すると共通の情報を共有できるということで、これは仕組みを読んでいるだけでわくわくします。
例えば、
訪問看護師が訪問先のAさんを訪問して気になることを入力しておけば、医師がその情報を知ることができ、通院してこられたときにその後の経過をAさんに聞くことができます。
そんな情報の共有ができれば、適切な処置と素早い対応が可能になります。
このAケアカードは浪速区に在住の介護保険利用者の方が対象です。
この取り組みの課題は
1:このような連携病院におけるスタンスの違い
2:地区の先生方のスタンスの違い
3:各職種での意識の違い
4:リテラシーデバイド
といったところでしょうか。医師会主導で、既存のソフト・アプリを使わずベンダーと共同開発したこのシステム注目しています。